AIで議事録を自動作成する方法|おすすめ無料ツール5選と使い方【2026年版】
毎週何時間、議事録作成に費やしていますか?
会議が終わった後、ノートを見返しながら議事録を書き起こす——その作業、2026年はAIに丸ごと任せられます。文字起こし精度は格段に向上し、無料で使えるツールも充実。「議事録は会議後30分以内に共有」が当たり前になってきました。
この記事では、実際に使って検証したAI議事録ツール5選を比較します。選び方のポイントと具体的な使い方もあわせて解説するので、今日から即導入できます。
この記事でわかること(5分要約)
- AI議事録ツールとは何か、どんな仕組みで動くか
- 2026年時点でおすすめのツール5選(無料プランあり中心)
- 日本語対応・精度・価格の比較表
- 実際の使い方(Nottaを例にしたステップバイステップ)
- 導入前に知っておきたい注意点3つ
なぜ今、AI議事録ツールが注目されているのか
会議コストは「見えないコスト」だった
1時間の会議に5人が参加すれば、会社が払うコストは5人分の時給×1時間。さらに「会議後の議事録作成」に担当者が30〜60分を費やすとなると、会議1回で1.5〜2時間相当の人件費が発生します。
週3回の定例会議があれば、それだけで月に6〜8時間が議事録作業に消える計算です。
AI音声認識の精度が「実用域」を超えた
2023年ごろまでは「固有名詞を誤認識する」「専門用語が文字化けする」といった問題が多く、AIの文字起こしはあくまで補助的な利用にとどまっていました。
しかし2025〜2026年にかけて状況は一変。大規模言語モデル(LLM)との組み合わせにより、文字起こしだけでなく**「要点の抽出」「ToDoリストの自動生成」「ネクストアクションの整理」**まで自動化できるようになりました。
参考: AIエージェントが業務プロセスを自動化する仕組みについては「AIエージェントとは?2026年、ビジネスを変える自律型AIを10分で理解する完全ガイド」も参照ください。
AI議事録自動化の仕組みをわかりやすく解説
AI議事録ツールは、大きく分けて3つのステップで動作します。
【Step 1】音声の取り込み
会議ツール(Zoom/Meet/Teams)に参加
またはマイクで録音
【Step 2】音声→テキスト変換(文字起こし)
Whisper等の音声認識AIが高精度でテキスト化
話者の識別(誰が話したか)も対応
【Step 3】テキスト→議事録に整形(AI要約)
LLMが要点を抽出し、アジェンダ別に整理
ToDoやネクストアクションを自動生成
多くのツールはブラウザ拡張やボットとして会議に自動参加し、会議終了後すぐに議事録のドラフトを送信してくれます。
おすすめAI議事録ツール5選【2026年版】
1. Notta(ノッタ)— 日本語対応No.1、コスパ優秀
こんな人に最適: 日本語の会議が多い / はじめてのAI議事録ツールを探している
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日本語対応 | ◎(日本語特化チューニング済み) |
| 無料プラン | あり(月120分まで) |
| 有料プラン | Pro: 1,650円/月〜 |
| 対応ツール | Zoom / Google Meet / Teams / 録音ファイルのアップロード |
| 話者識別 | あり(有料プラン) |
実際に使ってみた結果
日本語の精度は5ツール中トップクラス。ビジネス用語(「施策」「アジェンダ」「KPI」など)の誤認識がほぼなく、会議終了と同時に整理されたサマリーが届く体験は非常にスムーズでした。
無料プランでも月120分利用可能で、週1〜2回の定例会議なら無料の範囲で十分試せます。
メリット・デメリット
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 日本語精度が高い | 無料枠が月120分と少なめ |
| UIが日本語で使いやすい | 海外ツールと比べると機能数は控えめ |
| サマリー・ToDoの自動生成が優秀 | CRMなど外部連携は限定的 |
2. tl;dv(ティーエルディーブイ)— 無料で使い倒せる最強コスパ
こんな人に最適: 無料で本格的に使いたい / ハイライト共有機能を使いたい
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日本語対応 | ○(精度は良好) |
| 無料プラン | あり(会議録画・文字起こし・AI要約が無制限) |
| 有料プラン | Pro: $25/月〜 |
| 対応ツール | Zoom / Google Meet |
| 話者識別 | あり |
実際に使ってみた結果
最大の強みは無料プランで会議録画・文字起こし・AI要約がほぼ無制限という太っ腹な設計。特に「会議のハイライト(重要部分だけ抜粋)を動画クリップとして共有できる」機能が独自で、参加できなかったメンバーへの共有に重宝します。
日本語の精度はNottaより若干劣る場面もありますが、実用上は問題ないレベル。コストをかけずに始めたいチームには第一候補です。
メリット・デメリット
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 無料プランが業界最強レベル | 一部機能はUIが英語 |
| ハイライトクリップ共有が便利 | Teamsには非対応(2026年2月時点) |
| Notion / Slack / HubSpot連携あり | 音声品質が悪い環境だと誤認識増加 |
3. Fathom(ファゾム)— 英語会議に最強、日本語も改善中
こんな人に最適: 外資系・グローバルチームの会議が多い / 英語議事録が必要
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日本語対応 | △(2026年時点でβ対応中) |
| 無料プラン | あり(無制限) |
| 有料プラン | Team Edition: $24/ユーザー/月 |
| 対応ツール | Zoom / Google Meet / Microsoft Teams |
| 話者識別 | あり |
実際に使ってみた結果
英語会議では5ツール中でトップクラスの精度。文字起こし → 要約 → アクションアイテム抽出のフローが洗練されており、英語での議論でも抜け漏れが少ない印象です。
日本語対応はβ段階で、英語が混在するミーティングでは誤認識も出ます。英語メインの業務環境ならFathom一択、純粋な日本語会議ならNottaやtl;dvを推奨します。
メリット・デメリット
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 英語精度がNo.1クラス | 日本語対応はまだ発展途上 |
| 無料プランが実質無制限 | UIが英語のみ |
| Salesforce / HubSpot等CRM連携充実 | 日本ユーザー向けサポートが薄い |
4. Otter.ai(オッタードットエーアイ)— シェアNo.1の定番ツール
こんな人に最適: すでに英語会議での文字起こしに使っている / チームで共有編集したい
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日本語対応 | △(認識はできるが要約は英語) |
| 無料プラン | あり(月300分まで) |
| 有料プラン | Pro: $16.99/月 |
| 対応ツール | Zoom / Google Meet / Teams |
| 話者識別 | あり |
実際に使ってみた結果
世界でのユーザー数が最多クラスで、Zoom公式のアプリマーケットプレイスにも掲載されている信頼性の高さが魅力。リアルタイム文字起こしとチームでの共同編集機能は業界トップレベルです。
ただし、日本語での要約・アクションアイテム生成は2026年時点でもまだ発展途上。英語メインの環境で利用することを前提に検討するのが現実的です。
メリット・デメリット
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 国際的な知名度・実績が豊富 | 日本語の要約機能が弱い |
| リアルタイム文字起こしの精度が高い | 無料プランの月300分は少なめ |
| チーム共同編集が充実 | 価格が他ツールより若干高め |
5. Microsoft Copilot(Teams)— Microsoft 365ユーザーならこれ一択
こんな人に最適: 社内の会議ツールがMicrosoft Teams / Office 365を契約中
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日本語対応 | ◎ |
| 無料プラン | なし(Microsoft 365 Copilot: $30/ユーザー/月) |
| 有料プラン | Microsoft 365 Copilotとして提供 |
| 対応ツール | Microsoft Teams |
| 話者識別 | あり |
実際に使ってみた結果
Teams上でネイティブに動くため、別途ツール導入や設定が不要。IT部門の承認フローが複雑な大企業でも、既存のMicrosoft契約内で利用できるのが強みです。
議事録の品質も高く、会議後すぐにTeamsのチャットに要約・アクションアイテムが投稿されます。コスト面ではMicrosoft 365 Copilotが必要なため割高感はありますが、すでに会社で契約している場合は追加コストなしで使えるケースも。
参考: AI導入を組織で進める際のステップについては「中小企業のためのAIエージェント導入完全ガイド」も参考にしてください。
メリット・デメリット
| メリット | デメリット |
|---|---|
| Teams連携がシームレス | Teamsのみ対応(Zoom等は不可) |
| 日本語精度が高い | コストが高い |
| ITセキュリティ基準が企業レベル | 個人・小規模利用にはオーバースペック |
【比較表】AI議事録ツール5選を一覧で比較
| ツール | 日本語 | 無料プラン | 月額(有料) | Zoom | Meet | Teams | おすすめ度 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Notta | ◎ | 120分/月 | 1,650円〜 | ○ | ○ | ○ | ★★★★★ |
| tl;dv | ○ | ほぼ無制限 | $25〜 | ○ | ○ | ✗ | ★★★★☆ |
| Fathom | △ | 無制限 | $24〜 | ○ | ○ | ○ | ★★★☆☆ |
| Otter.ai | △ | 300分/月 | $17〜 | ○ | ○ | ○ | ★★★☆☆ |
| Microsoft Copilot | ◎ | なし | $30〜 | ✗ | ✗ | ○ | ★★★★☆ |
選び方の結論
- 日本語会議が多い・コスパ重視 → Notta
- まずは完全無料で試したい → tl;dv
- 英語会議が多い → Fathom
- Teams利用の大企業 → Microsoft Copilot
AI議事録ツールの実際の使い方(Nottaを例に)
Step 1: アカウント作成と無料プランの開始
- Notta公式サイトにアクセス
- Googleアカウントまたはメールアドレスで無料登録
- ダッシュボードにアクセス(ブラウザのみ、インストール不要)
Step 2: 会議に自動参加する設定(Zoomの場合)
- Nottaダッシュボード左メニューの「Zoom連携」をクリック
- Zoomアカウントと連携認証(初回のみ)
- 「スケジュール済みの会議に自動参加」をONにする
これで次回からZoomの会議が始まると、「Notta Bot」が自動で参加して録音・文字起こしを開始します。参加者には「この会議は録音されています」と通知が届きます。
Step 3: 会議終了後に議事録を確認・編集
会議が終わると、Nottaダッシュボードに以下が自動生成されます:
- 全文の文字起こし(話者ごとに色分け)
- AIサマリー(会議のハイライト3〜5点)
- アクションアイテム(「〜する」「〜を確認する」等を自動抽出)
誤認識箇所があればその場でクリック編集が可能です。
Step 4: 議事録をチームに共有
- Slackへのワンクリック送信
- メール添付(PDF/Word形式)
- 共有リンクの発行(閲覧のみ権限設定可)
AI議事録作成で気をつけること3つ
① 参加者への事前通知は必須
AI議事録ツールはほぼすべてのケースで会議を録音します。参加者の同意なしに録音することは、状況によっては法的・倫理的問題になり得ます。
社内ルールとして「この会議はAIで文字起こしします」と会議冒頭に一言添えるか、招待メールに明記する習慣をつけましょう。
② 100%正確ではない、確認は必ず行う
AIの文字起こし精度は向上していますが、専門的な固有名詞や複数人が同時に話した場合の誤認識は依然として起こります。最終的な議事録の確認・承認は人間が行うことを前提にしましょう。
特に「決定事項」「ネクストアクション担当者」「納期」は必ずダブルチェックを。
③ 機密情報の取り扱いポリシーを確認する
AI議事録ツールは音声データや文字起こしデータをクラウドサーバーに送信します。契約情報・個人情報・未公開の事業計画が含まれる会議での使用には、各ツールのプライバシーポリシーと社内のセキュリティガイドラインを事前に確認してください。
Microsoft Copilot(Teams)やエンタープライズプランのNottaはデータの処理場所・保存期間を明示しており、企業利用で安心感があります。
まとめ:まずは無料プランで試してみよう
AI議事録ツールは、2026年の今や「導入するかどうか」ではなく「どれを使うか」の段階に入っています。
選び方のまとめ:
| 状況 | おすすめツール |
|---|---|
| 日本語の精度を最優先 | Notta |
| とにかく無料で始めたい | tl;dv |
| 英語会議が多い | Fathom |
| Teamsを使っている大企業 | Microsoft Copilot |
どのツールも無料プランまたは無料トライアルがあるので、まず1週間試してみることをおすすめします。「議事録を書く時間」が毎週数時間減るだけで、より重要な業務に集中できる時間が生まれます。
AIを使った業務効率化のステップとして、次は「AIプロンプトの書き方」も押さえておくと、議事録ツールの要約品質をさらに引き出せます。「プロンプトの書き方完全マニュアル|ChatGPT・Claude実践テクニック集」も合わせてご覧ください。
本記事は2026年2月時点の情報をもとに執筆しています。各ツールの料金・機能は変更される場合があります。最新情報は各公式サイトでご確認ください。